累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみた

累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみた|わやゼニ 日本株・個別株

投資を始めて1年目、私はNISAの枠を投資信託と累進配当株で埋めました。

投資信託だけでなく累進配当株も買っているのは、単純に資産を増やしたいというわけではなく、副収入としての配当金を育てておきたいからです。(理想を言えば、いつでも仕事を辞められる状態に持っていきたい🙃)

いまのところ持っているのは、KDDI・積水ハウス・三井住友FG・東京海上・三菱HCキャピタルあたり。よく名前を聞く、減配していなくて増配している銘柄を、なんとなく選んでいる状態です…。

ただ、配当の実績だけを見て今後も選び続けるのは心もとないので、自分なりの選定基準を作ってみることにしました!

とはいえ一から作るのは大変なので、AI(Claude)に丸投げ…。
ただ丸投げ、と言ってもすべてを任せてしまうのはさすがに怖いので、自分も勉強しつつ、累進配当株の選び方を決めていく過程を書いていきます!

STEP1|銘柄選びで見るべき指標と採点基準をAI(Claude)に丸投げして作ってもらう

さくら

銘柄分析で見るべき指標を教えて

AI
指標分かること
PER・PBR・配当利回り株価が割安か
ROE・営業利益率効率よく稼げているか(稼ぐ力)
売上・利益・EPSの伸びちゃんと成長しているか
自己資本比率・有利子負債・手元資金財務に余裕があるか(潰れにくさ)
営業CF・フリーキャッシュフロー実際に現金を稼げているか
配当性向・DOE・連続増配・増配率・累進配当の方針配当をどれだけ出せて、続けられるか
時価総額会社の大きさ
さくら

この中から累進配当株を選ぶにあたってみるべき指標を整理して

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累進配当株で見るべき3つの観点

① 減らさないと約束しているか

  • 累進配当・非減配の方針 … そもそも会社が「減らさない」と掲げているか
  • DOE(株主資本配当率) … 「DOE○%以上」を下限に掲げる会社もあり、利益がブレても配当が下がりにくい

② 払い続ける体力があるか

  • フリーキャッシュフロー … 配当の原資は利益でなく現金。稼いだ現金が配当を上回っているか
  • 配当性向 … 利益のうち何%を配当に回しているか。80%超は無理をしていて減配リスク。30〜50%くらいなら増やす余地あり
  • 自己資本比率 … 財務の余裕(※銀行や保険はこの数字の意味が違うので後述します)
  • ROE … 効率よく稼げているか。稼ぐ力が続くから配当も続く

③ 実際に増やしてきたか(実績)

  • 連続増配年数・過去の減配歴 … 言っているだけか、実際に守ってきたか
  • 増配率 … 過去にどれくらいのペースで増やしてきたか
さくら

見るべき指標が決まったので、採点基準を決めて

AI

採点は二段構えにします。

まず「足切り」。いきなり点数をつけず、最低ラインを満たす株だけを残します。足切りは試験の合格ライン。ここを満たさない株は、他がどんなに良くても候補にしません。条件は次の5つです。

  1. 累進配当・非減配の方針を掲げている
  2. 直近10年、減配していない … 言葉より実績。過去に減らした会社は「いざとなれば減らす」と考えて外します
  3. 東証プライムに上場している … 規模・売買のしやすさ・経営のしっかりさの粗い担保
  4. 時価総額が500億円以上 … 潰れにくさと、売りたいとき売れる安心のため
  5. 配当性向が高すぎない … 利益以上に無理して配当している会社は外す

次に、通過した株を100点満点で採点。100点を「安定(減らされないか)」「成長(増えていくか)」「規模」の3本柱に配り、DOE方針にボーナスを加えます。さらに、割安さを見る「配当利回り」も加点対象に入れます。

さくら

配点に入ってる「配当利回り」は外したほうが良くない?利回りは「良い会社かどうか」の判断とは別だと思う。

AI

配当利回りは「いま買い時か」を見る指標で、会社の良し悪しを測る物差しとは別ものですね。配点からは外し、利回りは買うタイミングの判断に回します。組み直した配点がこちらです。

見るもの配点
減らされないか(安定)50点
増えていくか(成長)35点
規模(時価総額)15点
DOE方針を掲げている+5点(ボーナス)

一番重いのは「安定」の50点。累進配当は続いてこそなので、財務やキャッシュフローの余裕を重く見ています。

さくら

指標ごとに値がいくつなら何点、までを決めて。そうしないと今後同じ採点ができなくなる。

AI

減らされないか=安定(50点)

項目満点つける点数の目安
FCFで配当をカバー122倍以上→12 / 1.5〜2倍→10 / 1.2〜1.5→7 / 1〜1.2→5 / 1倍未満→0
自己資本比率1060%以上→10 / 50〜60%→8 / 40〜50%→6 / 30〜40%→4 / 30%未満→2
配当性向1030〜50%→10 / 50〜60%→8 / 25〜30%→7 / 60〜80%→4 / 25%未満か80%超→1
負債の重さ(D/E)10実質無借金→10 / 0.3倍未満→9 / 0.3〜0.7→6 / 0.7〜1→4 / 1倍超→2
ROE815%以上→8 / 10〜15%→6 / 8〜10%→4 / 5〜8%→2 / 5%未満→1

※銀行・保険・リースは、自己資本比率とFCFの意味が違うので、「業態に合った健全性」と「純利益で配当をカバーできるか(純利益÷配当)」で代用し、負債は業態前提として中立(6点)に置きます。

増えていくか=成長(35点)

項目満点つける点数の目安
連続増配1720年以上→17 / 15〜20年→14 / 10〜15年→11 / 5〜10年→7 / 3〜5年→4 / 3年未満→1
増配率(10年平均)1110%以上→11 / 7〜10%→8 / 5〜7%→6 / 3〜5%→3 / 3%未満→1
利益成長(10年)78%以上→7 / 5〜8%→5 / 3〜5%→4 / 0〜3%→2 / マイナス→0

規模(15点)・ボーナス

項目満点つける点数の目安
時価総額151兆円以上→15 / 3000億〜1兆→12 / 1000〜3000億→9 / 500〜1000億→6
DOE方針+5「DOE○%以上」と下限を明示→5 / 実質的にDOE重視→3 / なし→0

これでいつでも同じ基準で採点できるようになりました。次は実際に採点していきます!

STEP2|6つの業種で実際に採点してみる

今回は、商社・銀行・保険・リース・通信・化学の6業種で試していきます。

さくら

この6業種で採点してみて

AI

各業種で基準にかけ、足切りを通過した銘柄を採点しました。スコア順はこちらです。

業種銘柄スコア
リース三菱HCキャピタル(保有)89
銀行三菱UFJ86
銀行三井住友FG(保有)86
通信KDDI(保有)81
商社伊藤忠76
リースオリックス75
保険東京海上(保有)71
保険MS&AD71
商社三菱商事69
通信NTT60
化学東ソー52
化学UBE46

商社(事業会社の物差し)

項目(満点)伊藤忠三菱商事
FCFで配当カバー(12)1.7倍→102.3倍→12
自己資本比率(10)39%→439%→4
配当性向(10)32%→1052%→8
負債の重さ(10)高め→2高め→2
ROE(8)14.4%→611.7%→6
連続増配(17)10年→11非減配→7
増配率(11)約17%→11約17%→11
利益成長(7)約12%→7循環→4
時価総額(15)15.5兆→1519.8兆→15
DOE(+5)なし→0なし→0
合計7669

銀行(金融の物差し)

項目(満点)三菱UFJ三井住友FG
利益で配当カバー(12)2.5倍→122.6倍→12
財務健全性(10)業態相応→8業態相応→8
配当性向(10)40%→1038%→10
レバレッジ・業態(10)中立→6中立→6
ROE(8)14.0%→610.8%→6
連続増配(17)11年非減配→11累進非減配→11
増配率(11)循環→11循環→11
利益成長(7)循環→7循環→7
時価総額(15)44.5兆→1527.4兆→15
DOE(+5)なし→0なし→0
合計8686

保険(金融の物差し)

項目(満点)東京海上MS&AD
利益で配当カバー(12)会計基準で高め→62.1倍→10
財務健全性(10)業態相応→8業態相応→7
配当性向(10)会計78%→547%→10
レバレッジ・業態(10)中立→6中立→6
ROE(8)8.3%→45.0%→1
連続増配(17)10年→11累進→7
増配率(11)18%→11堅調→8
利益成長(7)変動大→5堅調→7
時価総額(15)15.7兆→157.3兆→15
DOE(+5)なし→0なし→0
合計7171

リース(金融の物差し)

項目(満点)三菱HCキャピタルオリックス
利益で配当カバー(12)2.5倍→122.6倍→12
財務健全性(10)業態相応→7業態相応→8
配当性向(10)40.7%→1039%→10
レバレッジ・業態(10)中立→6中立→6
ROE(8)8.0%→411.8%→6
連続増配(17)27年→17非減配→7
増配率(11)約14%→11並→6
利益成長(7)堅調→7並→5
時価総額(15)2.1兆→157.3兆→15
DOE(+5)なし→0なし→0
合計8975

通信(事業会社の物差し)

項目(満点)KDDINTT
FCFで配当カバー(12)2.0倍→12約1.0倍→5
自己資本比率(10)27%→221%→2
配当性向(10)45%→1042%→10
負債の重さ(10)中→6高め→2
ROE(8)13.9%→610.1%→6
連続増配(17)24年→1714年→11
増配率(11)約10%→11約6%→6
利益成長(7)横ばい→2微減→3
時価総額(15)12.2兆→1513.7兆→15
DOE(+5)なし→0なし→0
合計8160

化学(事業会社の物差し)

項目(満点)東ソーUBE
FCFで配当カバー(12)約1.0倍→5マイナス→0
自己資本比率(10)59%→846%→6
配当性向(10)75%→445%→10
負債の重さ(10)中→6やや重い→4
ROE(8)5.5%→25.6%→2
連続増配(17)非減配→7横ばい多め→4
増配率(11)約5%→6約4%→3
利益成長(7)横ばい→2赤字あり→0
時価総額(15)9154億→123477億→12
DOE(+5)なし→02.5→4.0%明示→5
合計5246

この採点が妥当かどうか確かめたくなったので、おそらく足切りもしくは低得点となるであろう、高配当株ランキングの上位銘柄も調べてもらいます。

さくら

高配当ランキング上位の銘柄も、同じ基準で採点してみて

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銘柄利回り足切り点数(概算)何が起きたか
エニグモ(小型)7.37%26時価173億・利益を超える配当を出している
ダイドーリミテッド(小型)6.73%13時価228億・配当性向176%・中身が弱い
ホンダ4.44%482021年にコロナで減配(112→110円)
ソフトバンク3.96%41累進でなく配当性向85%目安・増配なし
日本製鉄3.89%27減配4回+赤字の年+配当性向731%の年も
商船三井3.51%55海運市況で過去10年に3回減配

なお、配当利回りランキングの上位15社は、そもそも時価総額500億円未満の小型株ばかりで、規模の条件でほぼ全滅でした(上の小型2社はその代表)。小型株が軒並みアウトなので、規模の大きい”利回り高め”の銘柄(ホンダ・ソフトバンク・日本製鉄・商船三井)も選んで、同じ基準にかけています。

予想どおり、高配当ランキング上位の銘柄は、どれも足切りアウトか低得点にとどまりました。利回りが6〜7%台の小型株ほど点数は低く、なかには利益を超える配当を出している会社も。

また、点数はそこそこ良くても足切りで外れる銘柄もあります。商船三井(55点)やホンダ(48点)は、財務も規模もそこそこなので点数は出るのに、どちらも過去に減配した実績があり、「直近10年は減配なし」の足切りで外れました。長期で配当を積み上げていくうえで、減配はいちばん避けたいところなので、この採点はひとまず妥当だと言えそうです。

STEP3|「配当の実績だけ」も点数化して、AIが作った採点と比べてみる

次はこれまでもチェックしていた「配当の実績だけ」でも採点して比べてみます。STEP1で作った採点基準(会社の質を測るので、ここからは「品質スコア」と呼びます)と、結果はどれくらい違ってくるのでしょうか。

さくら

配当の実績だけで採点基準をつくって

AI

配当実績スコア(100点)

  • 連続増配・非減配の年数(50点):25年以上→50 / 20〜25→45 / 15〜20→38 / 10〜15→30 / 5〜10→20 / 5年未満→10
  • 過去10年で配当が何倍になったか(50点):5倍以上→50 / 4〜5倍→42 / 3〜4倍→34 / 2.5〜3倍→26 / 2〜2.5倍→18 / 2倍未満→10

先ほど品質スコアで採点した18銘柄に、この配当実績スコアも並べてみました。

銘柄足切り品質スコア配当実績スコア
三菱HC89(S)84(S)
三菱UFJ86(S)72(A)
三井住友FG86(S)64(B)
KDDI81(S)63(B)
伊藤忠76(A)64(B)
オリックス75(A)54(B)
東京海上71(A)72(A)
MS&AD71(A)46(C)
三菱商事69(A)54(B)
NTT60(B)40(C)
東ソー52(B)30(D)
UBE46(C)20(D)
商船三井55(B)60(B)
ダイドー13(D)44(C)
ホンダ48(C)38(C)
ソフトバンク41(C)30(D)
日本製鉄27(D)30(D)
エニグモ26(D)20(D)

※グレードの目安 ― S:80以上/A:65〜79/B:50〜64/C:35〜49/D:34以下

ぱっと見、2つのスコアは同じような並びになりました。ただ、違うところもあり商船三井(実績60)などの一部の銘柄は配当実績のわりに品質スコアが高くありません。配当実績スコアは「配当が何倍になったか」で大きく稼げますが、品質スコアはその配当を支える財務や利益の安定まで見るため、業績が市況でブレる商船三井は品質が伸びなかった、ということのようです。「配当の実績」だけでもある程度のスクリーニングはできていそうですが、今後は今回作った品質スコアの結果を見ていくようにしようと思いました。

STEP4|実際の買い方を決定!

銘柄の採点基準が決まったので、今後はこのような買い方にしていこうと考えています!

  1. セクターごとに採点して、グレードA(65点)以上の銘柄をピックアップ
  2. 証券口座アプリの「監視銘柄リスト」に登録する
  3. 日々配当利回り(株価)をチェックして、利回りが上がってきたら(株価が下がってきたら)買う

銘柄ごとの利回り(株価)の幅は、毎日チェックしていればだんだんと見えてくると思うので、まずは1株買ってみて様子を見ながら買い増していくのもありかなと思っています。

まとめ

  • 累進配当株は「今の利回りの高さ」ではなく、減らさず増やし続ける体力と実績で選ぶ
  • 「体力」(減らさず払い続けられるか)は、フリーキャッシュフロー・配当性向・自己資本比率・ROEなどで見る
  • 「実績」(実際に増やしてきたか)は、連続増配の年数と増配率で見る
  • 基準を満たした銘柄を監視して、利回りが上がってきた(株価が下がってきた)タイミングで買う

次は今回触れていないセクター(建設・住宅、食品、医薬品、etc)も同様に採点して、監視リストを少しずつ広げていきたいと思っています!

※記載の数字はすべて執筆時点のものです。個別銘柄の売買を勧めるものではありません。

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※当ブログは個人の投資記録・感想であり、特定の銘柄・金融商品・投資手法を推奨するものではありません。投資の最終的な判断はご自身の責任でお願いします。記載の情報は執筆時点のものです。
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