累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみた【医薬品編】

累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみた【医薬品編】 日本株・個別株

前回の記事では、累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げして、足切りと100点満点の採点基準を作りました。

今回はその続きで、いま気になっている医薬品の大手を同じ基準で見ていきます!

累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみた
累進配当株はどう選べばいい? 見るべき指標と採点基準づくりをAI(Claude)に丸投げし、6業種を実際に採点。配当の実績だけで選ぶ場合とも比べながら、自分なりの選び方と買い方をまとめました。

STEP1|医薬品の大手8社を足切りにかける

さくら

医薬品の大手を、前回と同じ足切りにかけて

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大手8社を選ぶと、足切りを通ったのは4社です。

銘柄配当の方針配当性向(3年平均)足切り
第一三共累進配当(2027年3月期から)・DOE(株主資本配当率)の下限あり47.3%◯
小野薬品累進配当53.0%◯
塩野義製薬安定的に増やす・DOEの下限あり29.5%◯
大塚HD累進配当29.5%◯
アステラス製薬安定的・持続的に増やす348.5%✕
武田薬品累進配当218.4%✕
エーザイ持続的・安定的に配当107.6%✕
中外製薬配当性向45%をめどに安定的に配当-✕

中外製薬とエーザイには、配当を減らさない・増やしていくという方針がありません。アステラス・武田・エーザイの3社は、直近10年に減配していないという条件は満たしていますが、配当性向が100%を超えています。
※配当性向は年ごとのぶれをならすため直近3年の平均です(大塚HDは2025年12月期まで、ほかは2026年3月期まで)。

さくら

3社の配当性向が100%を超えているのはなぜ?

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武田とアステラスは、無形資産(買収で手に入れた薬の権利)の償却費や減損損失が大きく、そのぶん決算書の利益が小さく出るためです。

武田の2026年3月期は、この費用が6,335億円で、純利益1,918億円の3倍以上ありました。アステラスも2024年3月期は減損などで利益が減り、配当性向は736%でした。

エーザイは3年とも配当性向が100%前後(97.7〜117%)で、利益とほぼ同じか上回る額を配当に回しています。

償却費や減損損失はその年に現金が出ていく費用ではないので、武田とアステラスはこれらを除いた「Core(コア)利益」も決算で出しています。

さくら

武田とアステラスはCore利益で判定し直して

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Core利益で見ると、2社とも配当性向は4割ほどで、足切りを通ります。

銘柄決算書の利益で見た配当性向Core利益で見た配当性向足切り
アステラス製薬348.5%44.6%◯
武田薬品218.4%39.1%◯

エーザイは配当を減らさない・増やしていく方針がないので、利益の見方を変えても外れます。これで足切りを通ったのは6社です。

STEP2|通過した6社を採点する

さくら

足切りを通った6社を採点して

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100点満点の品質スコアでは、4社がS(80点以上)、Core利益で足切りを通した2社がA(65〜79点)でした。

銘柄品質スコア
第一三共96
小野薬品86
塩野義製薬85
大塚HD84
アステラス製薬73
武田薬品72

塩野義は2026年3月期にJTの医薬事業などを、アステラスは2024年3月期に米国のIveric Bio社を買収した支出が大きく、FCF(フリーキャッシュフロー)を配当性向と同じく直近3年の平均で見てもマイナスで0点になりました。

武田は決算書の利益で見たROE(自己資本利益率)が2.6%と低く、配当も長く180円に据え置いていたので増配率でも点が伸びていません。

項目(満点)第一三共小野薬品塩野義製薬大塚HD
FCFで配当カバー(12)※3年平均1.8倍→101.8倍→10マイナス→02.1倍→12
自己資本比率(10)41.5%→676.9%→1065.4%→1072.3%→10
配当性向(10)※3年平均47.3%→1053.0%→829.5%→729.5%→7
負債の重さ(10)実質無借金→10実質無借金→10実質無借金→10実質無借金→10
ROE(8)15.8%→88.5%→413.5%→612.6%→6
連続増配(17)※減配なしの年数16年以上→1416年以上→1416年以上→14上場後15年→14
増配率(11)※10年平均12.8%→118.3%→813.1%→113.4%→3
利益成長(7)※10年約12%→7約11%→7約12%→7約14%→7
時価総額(15)5.5兆→151.2兆→152.6兆→156.1兆→15
DOE方針(+5)調整後DOE10%以上→5なし→0DOE4%以上→5なし→0
合計96868584
項目(満点)アステラス製薬武田薬品
FCFで配当カバー(12)※3年平均マイナス→01.7倍→10
自己資本比率(10)51.3%→850.3%→8
配当性向(10)※Core利益・3年平均44.6%→1039.1%→10
負債の重さ(10)※社債と借入金÷自己資本0.31倍→60.63倍→6
ROE(8)17.4%→82.6%→1
連続増配(17)※減配なしの年数16年以上→1416年以上→14
増配率(11)※10年平均9.3%→81.1%→1
利益成長(7)※10年約4%→4約9%→7
時価総額(15)4.3兆→159.6兆→15
DOE方針(+5)なし→0なし→0
合計7372

※数字は2026年3月期(大塚HDは2025年12月期)の決算短信、時価総額は2026年9月25日時点。減配なしの年数は、2010年3月期以降の配当で確認できた分です。

STEP3|配当の実績だけでも比べる

さくら

配当の実績でも採点して。足切りで外れたエーザイも入れて

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銘柄足切り品質スコア配当実績スコア配当の伸び(10年)
第一三共◯96(S)72(A)3.3倍
小野薬品◯86(S)56(B)2.2倍
塩野義製薬◯85(S)72(A)3.4倍
大塚HD◯84(S)48(C)1.4倍
アステラス製薬◯73(A)56(B)2.4倍
武田薬品◯72(A)48(C)1.1倍
エーザイ✕-48(C)1.1倍

※第一三共と塩野義は1株を3株に、小野は1株を5株に分割しているので、10年前の配当は今の株数に合わせて割り戻しています。
※S:80以上/A:65〜79/B:50〜64/C:35〜49

STEP4|現在の配当利回りも見てみる

さくら

今まで医薬品関連で配当銘柄というと、アステラス製薬、武田薬品、小野薬品あたりしか知らなかった。ほかの銘柄は採点結果良くても利回りが低いと買い時とはならないので、6社の配当利回りも並べてほしい。

AI
銘柄品質スコア1株配当(会社予想)株価配当利回り
第一三共96(S)100円2,929円3.4%
小野薬品86(S)80円2,442円3.3%
塩野義製薬85(S)76円2,938円2.6%
大塚HD84(S)200円11,160円1.8%
アステラス製薬73(A)80円2,399円3.3%
武田薬品72(A)204円5,969円3.4%

高配当で知られる武田の3.4%は、品質スコア1位の第一三共とほぼ同じでした。
※1株配当は今期の会社予想(大塚HDは2026年12月期、ほかは2027年3月期)、株価は2026年9月25日の終値です。

さくら

第一三共は利回りも高くて良さそう。6社を監視リストに入れつつ、第一三共を狙っていきたいところ!

まとめ

  • 医薬品の大手8社のうち、足切りを通ったのは第一三共・小野薬品・塩野義製薬・大塚HD・アステラス製薬・武田薬品の6社
  • 武田とアステラスは、決算書の利益だと3年平均の配当性向が100%を超えるが、買収した薬の権利の償却費などを除いたCore利益で見れば4割ほど
  • 品質スコアは第一三共(96点)を先頭に4社がS(80点以上)、武田とアステラスはA
  • 配当利回りは第一三共と武田の3.4%が最も高く、品質スコアがSの大塚HDは1.8%(2026年9月25日時点)

採点基準の作り方は、累進配当株の選び方をAI(Claude)に丸投げしてみたにまとめています!

※記載の数字はすべて執筆時点(2026年9月)のものです。個別銘柄の売買を勧めるものではありません。

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※当ブログは個人の投資記録・感想であり、特定の銘柄・金融商品・投資手法を推奨するものではありません。投資の最終的な判断はご自身の責任でお願いします。記載の情報は執筆時点のものです。
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