2026年8月10日にサンリオ(8136)が決算を発表しました。3月が決算期の会社なので、今回は第1四半期(4〜6月)の内容となっています。
サンリオの株は持っていないのですが、子どもがポムポムプリン好きで少し気になっているので今回チェックしていきます!

決算チェック(9項目)
① 売上と4つの利益
| 項目 | 2026年4〜6月 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 520億円 | +20.7% |
| 営業利益 | 224億円 | +11.1% |
| 経常利益 | 226億円 | +12.0% |
| 純利益 | 155億円 | +9.3% |
売上高と営業利益は、第1四半期として過去最高です。営業利益の伸びが売上高より小さく見えるのは、前年同期に会計上の上乗せがあったためです。海外の子会社と決算期がずれていることによる調整で、営業利益が約20億円多くなっていました。この調整を除いた営業利益は決算短信の1ページ目に載っていて、+21.8%と売上高と同じくらい伸びています。
② 通期予想に対する進捗率
| 項目 | 通期予想 | 前期比 | 今期1Qの進捗率 | 前年1Qの進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,298億円 | +18.4% | 22.6% | 25.5% |
| 営業利益 | 895億円 | +15.0% | 25.1% | 30.0% |
| 純利益 | 638億円 | +16.8% | 24.3% | 29.9% |
※前年1Qの進捗率は、当時の決算短信の数字と当時の通期予想で計算しています。
進捗率はどれも前年の同じ時期より低くなっていますが、前年の利益の進捗率は先ほどの上乗せ込みの数字です。会社は、4〜6月に使う予定だった販管費(人件費や宣伝費など)の一部が7月以降にずれたため、営業利益は想定より少し上振れたと説明しています。
③ 業績予想の修正
修正なし。会社は6月23日に出した予想を据え置いています。
④ セグメントと増減の理由
| セグメント | 今期1Q | 前年1Q | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 149億円 | 119億円 | +25.0% |
| 欧州 | 8億円 | 6億円 | +38.9% |
| 北米 | 22億円 | 27億円 | -19.9% |
| 南米 | 2億円 | 2億円 | +11.7% |
| アジア | 55億円 | 57億円 | -4.9% |
※営業利益です。全社の費用などを差し引く前の金額なので、5つを足しても会社全体の営業利益とは一致しません。
※海外の子会社は12月が決算期のため、海外の4地域は2026年1〜3月の数字です。
利益が減ったのは北米とアジアです。どちらも売上高は増えていて、減益は主に前年同期にあった会計上の上乗せがなくなったためです。
⑤ 会社ごとのKPI
サンリオの場合は、キャラクターの使用料であるロイヤリティと、それ以外の物販などの売上高です。
| 項目 | 2026年4〜6月 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| ロイヤリティ | 268億円 | 218億円 | +23.0% |
| 物販その他 | 251億円 | 212億円 | +18.5% |
国内のサンリオショップの客数は17%増えました。30周年を迎えたポムポムプリンはサンリオキャラクター大賞2026で1位になり、会社は関連商品の販売が伸びたとしています。
⑥ 自己資本比率と借入
自己資本比率は65.9%で、前期末の66.4%からほぼ横ばいです。有利子負債は125億円で、現金のほうが1,235億円多い状態です。
⑦ キャッシュフロー
現金及び預金は前期末の1,254億円から1,360億円まで、3か月で106億円増えました。
⑧ 配当
| 中間 | 期末 | 年間 | |
|---|---|---|---|
| 2026年3月期(実績) | 31円 | 38円 | 69円 |
| 2027年3月期(予想) | 8円 | 8円 | 16円 |
年間配当は69円から16円に減ったように見えますが、サンリオは4月1日に1株を5株に分ける株式分割をしています。分割前の株数に直すと今期の予想は80円で、11円の増配予想です。修正はありません。
⑨ コンセンサス予想との比較
マネックス証券の銘柄スカウターで、2027年3月期の営業利益のアナリスト予想を確認しました(2026年9月15日時点)。
| 金額 | 会社予想との差 | |
|---|---|---|
| 会社予想 | 895億円 | — |
| コンセンサス(アナリスト予想の平均) | 928億円 | +3.8% |
| いちばん強気な予想 | 1,009億円 | +12.8% |
| いちばん慎重な予想 | 857億円 | -4.2% |
アナリストの平均は会社予想を上回っていますが、いちばん慎重な予想は下回っています。
決算を読んでみて
今回の決算は増収増益でした。前年の第1四半期は売上高が+49.1%と大きく増えていたので、昨年ほどの伸びではないものの、今年も良い決算だったと思います。
次の第2四半期の決算では、7月以降にずれた販管費が入っても利益が伸びているかを見ていきたいです。
おまけ

ところでキャラクター大賞のランキングを見せてほしい
サンリオキャラクター大賞2026の上位10位です(得票数は1万票未満を切り捨て)。
| 順位 | キャラクター | 得票数 |
|---|---|---|
| 1位 | ポムポムプリン | 713万票 |
| 2位 | シナモロール | 631万票 |
| 3位 | ポチャッコ | 396万票 |
| 4位 | クロミ | 379万票 |
| 5位 | ハローキティ | 349万票 |
| 6位 | あひるのペックル | 303万票 |
| 7位 | マイメロディ | 297万票 |
| 8位 | タキシードサム | 256万票 |
| 9位 | ハンギョドン | 248万票 |
| 10位 | リトルツインスターズ | 247万票 |
ポムポムプリンは2年連続、通算5度目の1位でした。総得票数は約7,064万票で、過去最多です。

ポムポムプリンとシナモンが圧倒的だね。ポムポムおめでとう!
まとめ
- サンリオの2026年4〜6月は、売上高+20.7%・営業利益+11.1%の増収増益で、売上高と営業利益は第1四半期として過去最高。通期予想は据え置き
- 前年同期には決算期のずれによる約20億円の上乗せがあり、この調整を除いた営業利益は+21.8%と売上高並みに伸びた
- 増益を支えたのは日本。北米とアジアの減益は、主に前年同期の上乗せがなくなったため(海外は1〜3月の数字)
- 4月に1株を5株に分割。年間配当の予想16円は分割前に直すと80円で、前期の69円から増配
- サンリオキャラクター大賞2026はポムポムプリンが優勝!
決算の確認の仕方は、決算の見方【AIとチェックリストを作ってみた】にまとめています!
※記載の数字はすべて執筆時点(2026年10月)のものです。個別銘柄の売買を勧めるものではありません。


